いちご
真っ赤に熟したキュートな形と甘酸っぱいおいしさで、子供から大人まで愛されるいちごは、県内各地で栽培されています。
「さがほのか」が中心でしたが、大分県が開発したオリジナル品種「ベリーツ」は、甘さと鮮明な赤い果実で評判も良く、今後の産地拡大が期待されます。
ベリーツ
平成29年12月に新たに誕生した大分県のオリジナル品種「ベリーツ」。
名前の由来は"ストロベリー"と"スイーツ"から。「ベリーツ」は、いちごの他品種に比べて赤色が濃く、収穫時期に関わらず甘いことが特徴です。
いちごが出荷されるまで
収穫されたいちごは、パック・箱詰めされ各集荷場に集められます。
すべてのいちごは検査ラインに乗せられ、検査を受けます。
①玉揃い
②ボリューム感・量目が基準を満たしているか
③いたみ・スレたり・つぶれているものがないか
④異物の混入・病虫害果が含まれていないか
⑤熟度・過熟果が含まれていないか
検査で合格したいちごは、冷蔵庫に収納され出荷を待ちます。
いちごの保存方法
乾燥を防ぐためラップに包むかポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。水洗いをすると果皮が弱るので、食べる直前に洗いましょう。なお、へたを取ってがら水洗いすると水っぽくなるうえビタミンCが流れてしまうので、洗うときはへたつきのまま洗います。
いちごは日持ちしないので、なるべく購入した当日に食べることをおすすめします。
収穫日や品種にもよりますが、遅くとも2~3日中に食べきりましょう。
いちごの果実
赤い果実に見える部分は「たく」といい、おしべやめしべを支えている土台のようなもので、実はたくさんのつぶつぶの1つ1つがいちごの果実です。 いちごのように、本当の果実以外の部分が大きくふくらんで、それが果実のように見えるものを「偽果(ぎか)」と呼ぶそうです。
いちごの選び方 (見分け方)
果皮のツブツブがクッキリしていて、へたが、青くて元気なもの。また表面に傷がなく、ツヤのあるものを選びましょう。
果皮の色の濃淡は品種によって異なりますが、赤が均一で鮮やかなものがよいでしょう。 ただし、いちごは収穫後も赤くなる性質があります。果皮が赤くても、熟す前に摘まれて時間の経過で着色した可能性があるので、へたに鮮度がなくて、香りを感じないものは要注意です。
いちごのおもな栄養成分(可食部100g中)
ビタミンC (62mg)
葉酸 (90mg)
食物繊維 (1.4g)
注目成分
アントシアン
期待される効能
風邪予防
美肌効果
貧血予防
高血圧予防
動脈硬化予防
脳梗塞予防
心筋梗塞予防
がん予防
旬
12月頃~5月頃