ピーマン
大分県の夏秋ピーマンは西日本最大の生産量で初夏から秋にかけて出荷されています。当初露地栽培で始まり、昭和50年頃から病害対策として雨よけ栽培を導入し生産が安定、産地が拡大していきました。
「おおいたピーマン」は肉厚で柔らかく、緑色が濃いのが特徴です。
豊富に含まれているビタミンCは加熱しても壊れにくく、夏場の栄養補給にぴったりです。
ピーマンが出荷されるまで
定植は早い地域で3月上旬から行われます。収穫は定植後役1ヶ月半頃から徐々に始まり、出荷規格に準じて、生産者が一次選別を行ったものを選果場へ出荷します。「おおいたピーマン」としての最盛期は6月中旬で日量約70tが関西・九州の各市場へ出荷されます。
ピーマンの特徴
トウガラシの仲間で、甘味があり、楕円のものがピーマンと呼ばれています。ビタミンCはレモンと同じくらい豊富で、ビタミンPという成分のはたらきでピーマンのビタミンCは加熱しても壊れにくく、吸収されやすいのが特徴です。
ピーマンの選び方(見分け方)
皮にツヤがあり色鮮やかで、肉厚で弾力があり、ふっくらとしているものを選びましょう。
またヘタの切り口も要チェックで、切り口が黒っぽく変色していたり皮にシワがあるものは鮮度が落ちています。
ピーマンの保存方法
表面の水気をよくふき、キッチンペーパーや新聞紙などに包んでポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。新鮮なものであれば1週間程度は持ちます。なお、傷みが移りやすいので、傷んだものは取り除いておきましょう。カットしたものはラップに包んで2日以内に食べきりましょう。
ピーマンの栄養と効能(可食部100g中)
生:ビタミンC(76mg) βカロテン(400ug) カリウム(190mg)
期待される効能
風邪予防
貧血予防
がん予防
高血圧予防
心筋梗塞予防
脳梗塞予防
動脈硬化予防
旬
ピーマンは年間を通して流通しています。
露地栽培での収穫時期は6月~9月頃で、その夏の時期が最も安く沢山出回る美味しい旬の時期となります。