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直売所ブログ

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ひととせ日記 ~11月編~

  • JAおおいた直売所 オアシス春夏秋冬(ひととせ)
  • 2024.11.11

小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば
     いまひとたびの みゆきまたなむ

どうもこんにちは、オアシス春夏秋冬です。肌寒くなったと思えば急に暖かくなったり、温度調整が難しい今日この頃、御加減はいかがでしょうか。今回は貞信公こと藤原忠平の和歌です。百人一首の26首目としても有名な詩ですね。意味としましては『あまりに美しい小倉山の紅葉よ。もし人の言葉がわかるのであれば、もう一度天皇がおいでになるまで、その美しさを失わないでおくれ』になります。大堰川を挟んで嵐山の北に位置する小倉山の紅葉の美しさに感動した貞信公の心情を率直に表していますね。今年こそは美しい紅葉を間近に見たいと考える筆者です。

今日はオアシス春夏秋冬の野菜紹介ではなく、紅葉で有名な嵐山、日光に並び日本三大紅葉と呼ばれる耶馬溪にある直売所のご紹介をしたいと思います。

そうです、オアシス洞門です。オアシス春夏秋冬と同じくJAおおいたが経営する直売所になります。
外観は農業倉庫の改装であるため、赤レンガ造りでどこかレトロで懐かしさを感じさせる佇まいです。
季節の新鮮な地元野菜を主に取り扱っていますが、やはり目を引くのは地元猟師さんによる新鮮なイノシシ肉とシカ肉、いわゆるジビエになります。イノシシ肉は脂身も甘く、赤身は旨味が強いとされます。一方シカ肉は脂身こそ少ないがクセの少ないあっさりとした味わいで低カロリー高タンパク質な肉です。
ちなみにですが、イノシシ肉がぼたん、シカ肉がもみじと呼ばれていたのは江戸幕府5代将軍・徳川綱吉による「生類憐みの令」から逃れるために苦肉の策で植物の名前で市場に流通させたのが始まりであるといわれます。また当時江戸ではもみじ鍋が流行っており、町内にはどうどうと「もみじ鍋」ののぼりが立っていたようです。
これから耶馬溪はきれいな紅葉の時期を迎えます。紅く彩られた耶馬溪を観光するとともにオアシス洞門にも寄ってみてはいかがでしょうか。

今年こそはかつての文化人や思想家の憧れであった耶馬溪の紅葉ともみじを肴に一杯やりたいものですね。

それでは今日はこの辺で。次回もどうぞよしなに

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