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ひととせ日記 ~8月編~

  • JAおおいた直売所 オアシス春夏秋冬(ひととせ)
  • 2023.08.14

月かげに  涼みあかせる  夏の夜は
        ただひとゝきの  秋ぞありける

約1か月ぶりの投稿となります、皆さんの御加減はいかがでしょうか、オアシス春夏秋冬です。今回の短歌は平安時代末期から鎌倉時代初期の歌人、通称「後京極摂政」と呼ばれていた藤原良経(九条良経)のものです。小倉百人一首では「後京極摂政前太政大臣」として91番に撰ばれています。意味としては、月の光の下で涼みながら明けるのを待つ夏の夜は、その時間だけがまるで秋のようであるという意味になります。現代では外で月を見ながら涼むには、少し暑すぎますね。そんな8月の満月をクーラーのきいた部屋から観測する筆者です。

そんな暑さでうだりそうな、直売所ではこんな果実が出始めました。

そうです、イチジクです。イチジクはクワ科イチジク属の樹木で、普段我々が可食している部分は果実と呼ばれることが多いですが、実際は実ではなく花にあたります。花軸と呼ばれる部分が肥大化して果実のように見えるというわけですね。イチジクはペクチンという水溶性食物繊維を豊富に含んでおり、その他にもカルシウムや鉄分などのミネラルをバランスよく含まれた食物になります。選び方はぽってりと丸みがあり、付け根の切口部分まで色づいているものが良いとされています。 また保存がきかなく大変傷みやすい食材ですので、当店で購入された際は氷とともに持ち帰り、早めに食べてしまうほうがベターです。食べきれない場合はジャムやコンポートにしてしまう手もあります。 酸味や苦みが少なく、甘みが強いイチジクを食べてみてはいかがでしょうか。

毎日、日差しの厳しい暑さですね。皆さんもこまめな水分と塩分等を心掛け下さい。

それでは今日はこのへんで。次回もどうぞよしなに

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