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ひととせ日記 ~2月上旬編~

  • JAおおいた直売所 オアシス春夏秋冬(ひととせ)
  • 2023.02.06

雪ふれば 冬ごもりせる 草も木も
春に知られぬ 花ぞ咲きける

どうもこんにちは、オアシス春夏秋冬です。
今回の短歌は古今和歌集の選者の一人で、三十六歌仙の一人でもある紀貫之の作品です。
雪が降ったら冬ごもりしている草木も、春には知ることのできない花が咲いたようという訳になります。草木に積もった雪を花に見立てた筆者の感想がそのまま短歌になっているので情景が思い浮かびやすいですね。
中津でも雪が降り、温度が下がったせいか吹き付ける風も身体の芯まで凍るような寒さです。そんな雪化粧による白い花を暖房のきいたところから見る筆者です。

そんな、日は長くなったものの寒さが厳しい春夏秋冬では、まだ少し早い春を感じられる野菜が出始めました。

そうです、フキノトウです。
一般的に春の山菜とされることも多いですが、2月からも出始めます。
フキノトウはフキのつぼみにあたり、栄養価も茎のフキに比べたら高く、カリウムを多く含みます。調理方法としましては、天ぷらやフキ味噌、和え物と幅広く使用できます。
フキノトウはその苦さから敬遠をされたりしますが、しまりがあってつぼみが硬く閉じているあまり大きくないものを選べば苦みも少なく、フキのさわやかな香りを楽しめると思います。またフキノトウの苦みは、食欲増進効果があり、消化の手助けにもなります。そのため昔より冬から春への体づくりの時期に好んで食べられたとされています。

まだ出始めで、毎日直売所に並ぶわけでもありませんが、見かけた際は出始めのフキノトウをぜひご堪能ください。

それでは今日はこのへんで。次回もどうぞよしなに

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