ツワブキ
シャキシャキの歯ごたえツワブキ
定期的な植え替えで株の若返りを図る
青々とした葉に、細やかな産毛のついた茎が特徴のツワブキ。独特のほろ苦さとシャキシャキの歯ごたえは、春の訪れを感じます。 佐伯事業部管内で栽培されるツワブキは、大分県内の生産量の大部分を占めています。生産者数は現在30人で、年間約16tを大分市・別府市、福岡方面へ出荷しています。
ツワブキはキク科ツワブキ属の多年草です。フキとよく似ていますが、フキが夏に葉を広げるのに対し、ツワブキは常緑性で一年中青々とした葉が見られます。 栽培管理は、古い株の整理のため、4月と9月に芽かき・間引き・植え替え(改植)を行い、株の若返りを図ります。 土から浮き上がったバルブ(球茎)も整理し、小まめな追肥で太い茎に育てます。 収穫は11月~5月まで行われ、茎の太さや産毛の量を見て、葉が開く直前に収穫します。
小まめな管理で昨年以上の出来栄え
佐伯市本土から700m先の北北東に位置する大入島(おおにゅうじま)でツワブキを栽培する生産者さんは 「今年は昨年より茎も太く、量も多い。佃煮や煮物はもちろん、白あえやピーナッツあえにしてもおいしい。 ちりめんじゃこの油炒めは絶品なので、ぜひ食べてほしい」と笑顔で話しました。
青々とした葉が広がるほ場