ほおずき
緑と赤の鮮やかなコントラスト 1本ずつ支柱を添えて愛情込めて栽培
出荷前の赤く熟れたほおずきが並ぶハウス内
生産量・品質が日本一の大分県産
お盆の時期の生け花、お墓参りには欠かせないほおずきは、大分県産が全国の4割以上を占めています。JA全農おおいたを通じて、「おおいたのほおずき」として名称を統一して販売しています。高品質なほおずきは、関東や関西の市場で、高値で取引されています。
最高品質とされるものは、長さが1m以上、実が11玉以上付いた枝になります。上部約4分の1は葉を残したままで出荷され、葉の緑色が実の赤みを一段と際立たせます。
ハート形で形が良い大分県産ほおずき
宇目地区を主体とする 佐伯事業部ほおずき生産部会
JAおおいた管内では、佐伯市、豊後高田市、杵築市など、ほぼ全域で栽培されています。7月の新盆と8月の旧盆に合わせて約60万本を出荷します。
そのうちの約3分の1の量を占める佐伯事業部ほおずき生産部会は、19戸が約4haで栽培しています。ほおずき1本ずつに約1m50㎝の長さの支柱を添えて栽培。出荷を迎えたハウス内には、赤く熟れた実をたくさん付けたほおずきが並んでいます。
一口メモ
○由来
ほおずきは漢字で「鬼灯」や「法月」と書くのが一般的です。先祖の霊を迎える際、精霊はちょうちんの火を頼りに集まると言われています。
赤いほおずきをちょうちんに見立てて、先祖が道に迷わないように、お盆に飾るようになったそうです。