サフラン
薄紫色の花を咲かせるサフラン。赤いめしべが黄金色の着色料になります。竹田市の生産量は全国で約8割。独自の栽培方式で高品質なサフランを出荷しています。

開花前のサフランのつぼみ
貴重な赤いめしべは、黄金色の着色料に
乾燥した赤いめしべを着色料や香料に使うサフラン。水に浸すと黄金色が出て、鮮やかな色のお茶やご飯を楽しめます。
竹田市は全国で約8割の生産量を誇る産地。水稲収穫後の田に球根を植え初夏に掘り出し、室内で開花と収穫する独自の栽培方式を行っています。1つの球根から1年で収穫できるめしべは18本。大量生産の難しい貴重な品物です。

室内で行う開花と収穫
竹田市サフラン生産出荷組合
大分みどり地域本部の竹田市サフラン生産出荷組合は67人が試行錯誤を重ね、高品質なサフランを出荷しています。
サフランは品質が劣化しないよう、開花目前のつぼみを摘み、その日のうちにめしべを収穫・乾燥します。今年は12月上旬までに約20kgを出荷。渡部親雄組合長は、「先代からの知恵と工夫でここまでやってこれた。若い人にもぜひ栽培に挑戦してほしい」と話していました。

着色料や香料に使用

品質をチェックする渡辺組合長
分みどり地域本部では、サフランの販売を行っています。詳しくは以下までお問い合わせください。
竹田事業部 営農部 特産課
TEL(0974)63-3463
FAX(0974)63-3465