- 西部
- 2025.02.28

1月12日に、日田梨部会は台湾とベトナムで春節に向けた販売促進活動を行いました。
春節(中国の旧正月)に合わせ日田梨は輸出されるが、現地の店頭に並ぶまでにはさまざまな工夫が施されています。特に春節向けとして人気が高いのは、大玉で丸い形をした「新高」です。この品種は、多数の品種を持つ日田梨において豊水に次ぐ出荷量を誇ります。
新高は9月末に収穫された後、春節の1月に向けて約3か月間貯蔵されます。その間、腐敗を抑える処理を施し、冷蔵庫の温度を段階的に下げながら管理します。
近年は夏の猛暑による高温障害が多発しており、新高の生産者にとって大きな課題となっています。
それでも日田梨の新高は台湾をはじめとする市場で広く認知されており、今後も安定した輸出量の確保が求められます。
部会では、栽培面で高温障害を抑える方策を模索し、同時に新高以外の品種のPRにも力を入れ、日田梨ブランドの向上のため販促活動をさらに強化する方針です。