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次世代へ繋ぐ未来ある畜産経営を目指す

  • 西部
  • 2022.01.19

 日田市の平川修さんは、畜産経営の実績や地域貢献活動が高く評価され、令和3年度全国優良畜産経営管理技術発表会で、優秀賞を受賞しました。
 平川さんは、畜産歴21年で、経営類型は家族型経営。大学卒業後JAに就職し営農指導員(畜産担当)として経営計画策定など農家支援に従事し、平成12年にJAを退職して父の畜産経営を承継しました。
 承継した年はBSEが国内で発生し前途多難な始まりでした。妻の美穂さんと業務を効率的に分担して家庭と経営の両立を目指し、さまざまな人の手助けや仲間の協力で困難を乗り越えてきました。
 経営にゆとりができた今は、自身が助けてもらった恩を返したい思いが強くなり、県内全域の肉用牛、酪農生産者で組織される「大分畜産Net“鼓動”」の会長を4年間務めるなど、地域を超えた次世代育成活動を積極的に行い、若手生産者と同じ目線に立った指導を続けています。
 平成29年12月には、地域の肉用牛繁殖農家の高齢化の対策として、日田地域畜産ヘルパー組合を設立。組合長を務めています。ヘルパーを利用することで時間にゆとりができ、空いた時間を家族の時間などに活用しています。現在、ヘルパーのスタッフには親元就農や新規就農した若手農家を雇用し、地域の畜産担い手育成の場としても役割を果たしていまする。
 さらに、地域貢献活動も積極的に行っており、地元の小学校で「食と命」をテーマに食育授業を行うなど、畜産への理解を深める活動にも力を入れています。
 平川さんは「恵まれない立地条件の農場経営で培った経験を、次世代を担う畜産経営者に伝え、農作業の省力化を目指し、ゆとりある農場経営の先に畜産の未来がある」と話しました。

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