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佐伯市で「第6回マリンレモン収穫祭」

  • 南部
  • 2025.10.10

 10月5日に、佐伯市鶴見の廣津留農園で「第6回マリンレモン収穫祭」が開かれ、市内外から若者ら約30名が参加しました。青い海を望む段々畑で鋏を入れると、辺りに爽やかな香りが広がり、参加者から歓声が上がりました。
 佐伯市のレモン栽培は1975年、当時漁師でJA役員でもあった廣津留宗三郎さんが「安心して皮ごと食べられるレモンを」と始めたのが原点で、農薬や加温を使わず土づくりに励み、関係者に学びながら栽培技術を磨いたそうです。生産者は最盛期には17軒に増え、1984年には県知事により「マリンレモン」と命名され全国に出荷されました。
 しかし輸入自由化で価格が暴落し、多くが撤退。それでも宗三郎さんは栽培を続け、安全な国産レモンが注目される時代を迎えた。5年前に亡くなった後は、息子の野村重徳さんが農園を継いでいます。
 収穫祭を企画する平川摂さんは「宗三郎さんの挑戦があったから今がある。私たちは敬意を込め『宗三郎レモン』と呼んでいます」と語ります。
 佐伯市では近年、大手企業の参入もあり栽培が再び活発化。市は昨年、「マリンレモン」をブランド化しました。海産物由来の有機資材を活用して育てるのが特徴で、秋には緑色で香り高く、冬には黄色く色づき酸味が和らぐ。地域の資源を生かした特産品として、全国へ再び広がりを見せています。

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