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山の幸が海の幸を育てる

  • 南部
  • 2024.01.05

 大分県の南部(臼杵・津久見・佐伯)ではカボスを餌に使用したブリや、ヒラメ、カンパチ、さらに近年はフグの養殖も盛んにおこなわれ、ふるさとの逸品として日本全国に出荷されています。
 大分県はカボスの生産量が日本一で、そのカボスを餌に調合し育ったのがかぼすブリです。年末年始の需要期に身がしまり、脂ののりがいい時期に一定期間カボスを餌に混ぜて与えます。柑橘系のカボスは抗酸化作用があり、餌に添加することで、魚の鮮度を長く保つことができ、臭みのない肉質となります。
 特にブリは血合いなどから変色しやすいですが、カボスの作用で色変わりがしにくいのが特長です。
 カボスに含まれるリモネンの効果により魚臭さが抑えられ、脂がのりさっぱりとした肉質に仕上がります。
 主に臼杵市や津久見市、佐伯市などで養殖され、臼杵地区では“かぼす果汁”、佐伯市米水津地区では“かぼすの果皮粉末”を添加した餌を出荷前に30回以上与えて、“かぼすブリ“へと成長させます。
 しっかり管理され、季節限定で販売されているかぼすブリは、安定的な美味しさがあり大分県の特産品となっています。
 山の恵みが美味しい海の逸品を作り上げ、農業は勿論、水産業・地域経済を支えています。

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