- 南部
- 2023.12.29
12月12日に、南部エリア営農経済センター(野津)と野津かんしょ生産部会(後藤聖憲部会長)は、大分県ブランド甘しょ「甘太くん」の販売実績が5億円を突破したのを記念して、臼杵市野津町で「5億円突破振興大会」を開きました。
大分県独自ブランド甘しょ「甘太くん」は伸び悩む県内甘藷産地の再興に向けての起爆剤として平成18年より臼杵市が試験的に導入し、全農・県・市・JAなどの関係機関で構成された高糖度かんしょ推進協議会を中心に品質試験、作付試験、試食を繰り返し、平成20年に「甘太くん」としてブランド化しました。
生産規模拡大と品質向上の取組を行い、「甘太くん」に適した育苗・栽培・収穫・貯蔵管理のマニュアル化を実施しました。特に力を入れたのがウィルスフリー苗の全圃場導入で、これまで年々品質が低下する種芋を使った栽培から切り替えました。
平成20年度に5戸の生産者で栽培面積5.1ha、一千五百万の販売高でスタート、令和4年度は、75戸、76.3haと大幅に拡大し、販売金額5億5千万円を突破しました。
現在は若手生産者も増え、メディアを通じて積極的に情報発信をしています。今後は、ウィルスフリー苗の植え付けによる品質向上、若手生産者の育成と新規参入者の促進、適期作業の徹底などに取り組み、令和9年度は7億円を目指します。