- 南部
- 2023.06.23
南部エリアでは新規就農者の曽我部勇太さんが佐伯市米水津色利浦で、5年間の準備期間を経て、遂にハウスミカンの初収穫を迎えました。
曽我部さんは令和元年に佐伯市ファーマーズスクールに入校し、2年間の研修を終え、令和3年より、JAのハウスみかんリース団地に入植し、栽培を開始しました。
きれいに整備されたハウスでは、黄色く色づいたみかんがたわわに実っています。
曽我部さんは「樹を作るのに時間がかかった。樹が私の子どもと同じ年なので愛着があるし初めて実をつけたので嬉しく思う。苦労しましたが今は楽しかった」と話しました。
佐伯市では令和3年4月に、4組5名が新たにハウスみかん農家として営農開始しました。米水津地区では6棟(60a)、蒲江地区では2棟(20a)と広大な広さのハウスで栽培が行われています。
2年間の育苗後、令和4年に加温栽培を開始しました。
圃場は当初、土壌改良が必要だったため、関係機関で組織している「ハウスみかん就農支援プロジェクトチーム」 が、当時県南柑橘選果場の係長を中心とし、指導・支援してきました。
柑橘農家となるには未収益期間や技術習得の難しさがハードルとなり、全国的に担い手が少ないです。しかしその一方で堅調な国産果実の需要があり、実は売り手市場といいます。
大分県佐伯市は、「日本一出荷の早いハウスみかん」生産地を目指しています。