- 東部
- 2021.12.02
11月13日、山香支店でJA共済連と早稲田大学による「農からの社会連携」と題したイベントが開催されました。同大学の学生や地域の小学生、JA、JA共済連、生産者など約30名が参加しました。
これはJA共済連による寄付講座の一環で、農が果たす地域活性化を学生らが現地で企画し地域のNPOやJAが協力しました。
学生たちは子どもたちの食農に関する意識を高めてもらうことを目的に各スケジュールを計画。当日は集荷場や直売所を巡り、食材がどのような流れを辿って食卓に並ぶのかを子どもたちへ説明しました。その後、学生たちは子どもたちとグループごとに農家を訪問し、生産する品目や栽培について話を聞いた後、規格外により出荷できなかった野菜をもらい持ち帰りました。
イベントでは学生たちによる農産物の流通を題材にした紙芝居も行われ、参加した子どもたちからは「まだ食べられるのに(期限切れとなり)回収される野菜があることを初めて知った」「訪問した農家さんが優しくて楽しかった」などの感想が出ました。
学生たちはイベントを振り返り「子どもたちに地域の農家さんがどのような思いでどんなものを作っているか知ってもらうことで地域のつながりが強化できると考えます。今後もこのような機会を設けて魅力的な地域づくりをしてほしい」と展望を述べ、JAや地域にとって課題を知る貴重な時間となりました。