- 東部
- 2021.10.01
大分県の特産物であるカボスを、もっと多くの人に知ってもらおうと、杵築市の柑橘農家らがカボスのPRキャラクター「かぼす夫人」を制作しました。
このキャラクターは、杵築市の柑橘農家で6次産業にも積極的に取り組む有限会社オレンジ農園の代表片岡正子さんが「かぼすをPRをするため『かぼす夫人』というキャラクターを作ってほしい」と、同市の手芸作家岡本美香さんへデザインを依頼して制作されました。「人生の酸いも甘いも知り尽くした大人の女性」をコンセプトに、岡本さんがインパクトのある表情のキャラクターを刺繍で制作。その刺繍デザインをもとに、同市の株式会社森美のデザイナー森浩さん・ひとみさん夫婦が、かぼす夫人のデザインのデータ化と商品のラベルデザイン等を製作しました。同じ地域で活躍する異業種のコラボレーションにより印象に残る素敵なPRキャラクターが完成しました。
かぼす夫人の関連商品として主となるのはカボスの果汁や皮を使い、風味豊かに仕上げた「すっぱーいかぼすジュレ」(165g 480円)と、カボス果汁のみを詰めた「すのかぼす」(150g 540円)。ジュレはとんかつや唐揚げ、サラダ、ハイボールなどにオススメ。すのかぼすは、完熟カボス果汁をそのまま詰めていて、ラベルのかぼす夫人がメイクを落としてすっぴんになっているのにも注目です。
片岡さんは「異なる業種の皆で相談をしながら発展して『かぼす夫人』が出来上がっていくのが楽しかった。県産カボスはコロナ禍で外食産業での需要が落ち込んでいるので、カボスをどんどん一般家庭でも消費してほしい。かぼす夫人で県産カボスをPRしていきたい。」と意欲を話しました。