- 東部
- 2025.05.21

4月下旬、東部営農経済センターは杵築市山香町で、田植同時のペースト肥料施肥実証実験を行い、関係者ら約20名が参加しました。
実験はペースト肥料を取扱う片倉コープアグリの協力で開かれました。
田植同時のペースト肥料の施肥は、専用の田植え機を使用して施肥します。田植え機の爪付近についている2段のノズルからそれぞれペースト肥料を埋設。埋設した深度の違いから根の生育に合わせて元肥、追肥の効果が得られます。
一般的な一発肥料に使用されているプラスチック材がペースト肥料には使用されていないため、マイクロプラスチックの海洋流出対策としても再注目されています。
同日、杵築市山香町の農事組合法人こめ・こめ・くらぶの水田でつや姫を定植してペースト肥料の施肥実験をしました。
参加した関係者は「ペースト肥料が広まればマイクロプラスチック問題の対策にも繋がる」、「生育の結果を見守りたい」と期待を述べました。