- 東部
- 2024.07.09
6月26日に、東部営農経済センターは国東市国見町の水田で水稲除草剤の製剤「FG剤」の現地実演会を開き、関係者ら約20名が出席しました。
FG剤とはFloating Granuleの略で、水面に浮きながら速やかに自己拡散する粒状の製剤です。
畦畔から散布した除草剤が風と水の力で水田全体に拡がり効果を発揮するため、散布の省力化が期待されます。
農薬メーカーの協友アグリ株式会社の担当者からFG剤の特徴について説明した後、畦畔から水田にFG剤を散布し拡がっていく様子を観察しました。
参加者からは水管理方法や雑草への効き目などの質問があり、「粒同士がぶつかると自ら動いて拡がっていて驚いた」「FG剤が広がるとその部分は波が立たなくなるので、拡がっている様子がわかりやすかった」といった感想もありました。
担当者は「農業経営体の経営耕地面積が増加しているなかで、FG剤は散布の省力化につながるので積極的に広めていきたい。今後も農家のためになる情報を発信していきたい」と意欲を語りました。
6月中旬から7月中旬にかけて、管内5か所の水田でFG剤の現地実演会を行います。