- 東部
- 2024.01.29
東部営農経済センター山香管内で、冬春の切り花ラナンキュラスの出荷が最盛期を迎えています。
山香町花卉生産組合ラナンキュラス部会長の松田司さんは9月末から10月中旬にかけて3,250株を定植し、今年度は11品種を栽培しました。品種によって切り前(採花するタイミング)が違うので見極めが難しいといいます。
また、ラナンキュラスは寒さに強い花ですが高温には弱く、温度管理に特に苦労します。松田さんは「定植時は地温が上がりすぎないように気を付け、冬場は朝晩加温機を使うなどしてハウス内の温度を管理する。出荷が続くこの時期は圃場を離れられる日はほとんどない」と語りました。
今年度、部会では約34aにおよそ11,000株を定植します。扱う品種は全国的にも少ないラックスシリーズで、光に当たると花びらがピカピカとあでやかに見えるのが特徴です。このシリーズは山香町が全国トップクラスのシェアを誇り、関東や関西の市場を中心に3月末までに14万本以上の出荷を目指す。
また部会では高齢化が進む中、行政と連携し新規就農者の育成に積極的に取り組み、産地の活性化を図っています。