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水稲除草剤FG剤研修会

  • 東部
  • 2023.08.14

 6月下旬から7月中旬にかけて、東部営農経済センターは、管内の水田で水稲除草剤の製剤「FG剤」の現地研修会を開きました。
 FG剤とはFloating Granule の略で、水面に浮きながら速やかに自己拡散する粒状の製剤です。風と水の力を借りることにより、除草剤成分が水田全体に拡がり効果を発揮するため、散布の省力化が期待されます。
 7月中旬には国東市の水田で研修を実施し、関係者あわせて13人が出席しました。農薬メーカーである協友アグリ株式会社の担当者から、FG剤の特徴について説明がありました。畦畔から水田に薬剤を散布していき、薬剤が水中を拡がっていく様子を実際に観察しました。
 農薬メーカーの担当者からは「拡散に風の力を利用するため、水田の風下からの散布は避け、風上一~二辺からの散布が望ましいです。無風の場合は広がらないというわけではなく、風がある時より時間はかかるが成分は広がっていきます。また、水田に藻が発生している場合等は、藻の上に薬剤が乗ってしまわないように、水面が出ている所に散布すれば、水中で薬剤の成分が広がっていきます」などと説明がありました。
 参加者からはFG剤を使用する際の水管理方法などの質問があり、「拡がっていく薬剤同士がぶつかると、そのまま一か所に集まったりせずに、薬剤が動いて拡がっていくのにビックリした」といった、感想も挙がりました。
 JA担当者は「FG剤は散布の省力化につながるので積極的に広めていきたい。今後も農家のためになる情報を発信していきたい」と意欲を語りました。

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