- 東部
- 2022.07.06
6月下旬から7月上旬にかけて、農業振興部は管内の水田で水稲除草剤の新しい製剤「FG剤」の現地研修会を開きました。
FG剤とはFloating Granuleの略で、水面に浮きながら速やかに自己拡散する製剤。風と水の力を借りることにより、除草剤成分が水田全体に拡がり効果を発揮するため、散布の省力化が期待されます。
6月30日は杵築市の水田で研修を実施し、関係者あわせて約15名が出席しました。
農薬メーカーである協友アグリ担当者から、FG剤の特徴について説明。風上方面の水田の一辺から薬剤を散布していき、実際に拡散していく様子を観察しました。
拡散に風の力を利用するが、無風の場合でも成分は広がっていきます。水田に藻が発生している場合などは、藻の上に薬剤が乗ってしまわないように水面が出ている所に散布すれば、水中で薬剤の成分が広がっていくと説明がありました。
参加者らは「効き目の結果が楽しみだ」と期待を述べました。